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歯周病について
ここでは、歯周病についてご説明致します。
歯周病って?(病因論概略) 歯周病って?(細菌編)
歯周病って?(歯石編) 歯周病って?(後天的要因編)
歯周病って?(先天的要因編) 歯周病の症状は?
歯周病の検査は?

骨の検査(レントゲン検査)

歯周病の治療は?(SRP編) 歯周病の治療は?(ブラッシング編)
歯周病の治療は?(洗口剤編) 歯周病の治療は?(手術:切除療法編)
歯周病の治療は?(手術:再生療法編) 定期検診の重要性
歯周病って?(病因論概略)
歯周病_01 歯周病は歯周病菌が引き起こす感染症です。ただ歯周病菌がわずかでも、いれば必ず発症するわけではなく、歯周病菌がはびこりやすいような環境や条件があったり(後天的要因)、歯周病菌に対して体が弱い(先天的要因)というようなことがかさなることによって発症、進行すると言われています。 歯周病_02 ?歯周病_03
歯周病って?(細菌編)
歯周病_04 歯周病菌は、歯周ポケットといわれる歯の周りの深い溝の中に住んでいます。深いポケットの中は歯周病菌の大好きな環境で、歯ブラシも入ってきません。しかも歯周病菌は細菌バイオフィルムというマンション暮らしをしているために薬や体の免疫が働きにくくなっています。
歯周病って?(歯石編)
歯石は歯周病の直接の原因ではありませんが、歯周病菌の絶好の住みかになるだけでなく、歯周病菌の出す有害な物質の宝庫になります。歯石には鏡で見える白い歯石(歯肉縁上歯石)以外に歯周ポケット内にできる黒い歯石(歯肉縁下歯石)があり、どちらも石灰化しているためブラッシングでは取れません
歯周病_05

歯肉縁上歯石

歯周病_06
歯肉縁下歯石
歯周病_07
歯肉縁下歯石
歯周病って?(後天的要因編)
歯周病_08
歯列不正
歯周病_09
補綴物

歯並びが悪かったり(歯列不正)、たくさんの修正物(補綴物)がお口の中にあると、歯と歯茎の境目を上手く歯磨き出来ないために歯周病のリスクが高くなります。
また、喫煙や糖尿病は歯周病のリスクを数倍高めることも判っています。

歯周病って?(先天的要因編)
生まれながらにして歯周病菌に弱い場合があることが細菌わかってきました。
歯周病菌をやっつける免疫系の細胞が上手く働かなかったり、逆に自分の体を痛めてしまうことがわかっています。

歯周病の症状は?
歯周病の多くは無症状です。また症状の強さと実際の進行度が一致しないこともあります。
歯根全てが歯周病菌に侵されると骨がなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の症状は大きく分けると歯茎に炎症があることによる症状と歯を支える骨が溶けることによる症状があります。
歯茎に炎症があることによる症状
・歯茎が赤く腫れている
・歯茎から出血する
・口の中のネバネバ感があり、口臭がする
歯周病_10
赤く腫れている
歯周病_11
出血する
歯周病_12
歯間部に隙間ができる
歯周病_13
歯列が外側へ広がってくる
歯を支える骨が溶けたことによる症状
・歯と歯の間に隙間があいてきた
・歯が緩んできて噛みにくい
・歯並びが変わってきた
歯周病の検査は?
歯周病は歯茎の病気だと思われがちですが、一番厄介なことは歯を支える骨が溶ける事です。
そのため歯周病の検査では歯茎の検査と骨の検査(レントゲン検査)があります。
歯周病_14
プロービング
歯周病_15
歯肉退縮
歯周病_16
根分岐部病変
歯茎の検査
プロービング 歯周ポケットの深さを測ります。この数値が大きいと骨が溶けていたり、歯周病菌がはびこっている可能性があります。
歯肉退縮 骨が溶けていたり、過度のブラッシングで歯茎がやせていないかどうか調べます。
歯の動揺度 骨が溶けていたり、噛み合わせの力が強くかかりすぎると歯の揺れが強くなります。
根分岐部病変 奥歯の歯根の間の骨がなくなっていないかどうかを調べます。
骨の検査(レントゲン)
歯周病_17
パノラマレントゲン
歯周病_18
デンタルレントゲン

・パノラマレントゲン
 口の中の全体的な骨の状況を調べることが出来ます。

・デンタルレントゲン
 個々の歯の骨の状況を調べることが出来ます。

歯周病の治療は?(SRP編)
歯周病になると歯周ポケットの中にたくさんの細菌が住み着いています。特に歯根の上には歯石や細菌の魂(細菌バイオフィルム)がこびりついています。
歯周病治療の出発点は、まずこれらを歯根から除去することです。
これをスケーリング、ルート・プレーニング(略してSRP)といいます。SRPではキュレットスケーラーという器具や超音波スケーラーという器機を用いて専門的に除去していきます。
歯周病_19
キュレットスケーラー
歯周病_20
超音波スケーラー
歯周病の治療は?(ブラッシング編)
歯周病菌を歯周ポケットに侵入させないために日頃のブラッシングは大切です。
また歯周ポケットに歯周病菌の住みやすい環境に変化していきますので、歯周病の治療には患者さんのブラッシングが欠かせません。
歯周病_21
アンダーブラッシング
歯周病_22
オーバーブラッシング

ブラッシングは歯肉の炎症をコントロールする重要な手段ですが、磨きすぎると歯茎を傷つけたり、歯茎がやせる原因にもなります。
磨き残して歯茎が炎症を起こさないよう、また磨き過ぎて歯茎がやせてしまわないようバランスのとれたブラッシングが大切です。

歯周病の治療は?(洗口剤編)
洗口剤 どんなに抗菌パワーがあっても、洗口剤だけで細菌バイオフィルムを破壊することはできません。つまり歯ブラシの代わりにはならないわけです。
しかしながら歯ブラシで細菌バイオフィルムを破壊したあとに洗口剤を使うと、細菌の復活を遅らせることができます。
つまり歯ブラシの効果を長持ちさせる作用があります。

歯周病_23
歯ブラシと洗口剤使用前
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歯ブラシと洗口剤使用後
歯周病の治療は?(ブラッシング編)
深い歯周ポケットの中の細菌を根絶するため、また溶けて形の悪くなった骨を修正するために手術(切除手術)をすることがあります。
歯肉弁根尖側移動術によりポケットを浅くしてブリッジを装着
結合組織移植術により歯茎がやせにくいようにしてブリッジを装着
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術前
歯周病_22
術後
 
歯周病_23
術前
歯周病_24
術後
歯肉弁根尖側移動術によりポケットを浅くし、結合組織移植術により歯茎をやせにくいようにして冠を装着
遊離歯肉移植術により歯茎をブラッシングしやすいように修正
歯周病_21
術前
歯周病_22
術後
 
歯周病_23
術前
歯周病_24
術後
歯ブラシでは落とせない汚れ

症例によっては歯周病でなくなった骨を元に戻すことも可能になってきました。
特殊な膜やゲルを使うこの歯周再生療法は、夢の治療法のように思われますが、現時点では適応症の範囲は狭く、その後の患者さん自身の管理と定期検診が不十分ですと、また再発することも分かっています。

術前 術中 矢印 術後
術中   術前   術後
術前 術中 矢印 術後
術中   術前   術後
歯周病って?(細菌編)
定期検診 いったん歯周病菌に感染すると、口の中の歯周病菌をゼロにすることはかなり難しいと考えられています。
治療によって歯周ポケットが浅くなり、歯石がなくなっても残った歯周病菌は次のチャンスをうかがっています。
歯周病菌に復活のチャンスを与えないために定期的なメンテナンスが必要です。
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